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ブランド・マーケティング見聞録

40年以上のキャリアを有する、クリエイティブ・コネクション
代表取締役の町田が、あれやこれやブランド・マーケティングについて語ります。

ブランディングのお話
ブランディングとマーケティングを混同していませんか?
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先回のブログで、私の“ブランディング”についての基本的な考え方をお伝えしたところ、「マーケティングとブランディングはどう違うの?」という質問が結構ございました。これまでの経験からも“ブランディング”と“マーケティング”の違いがわからない人は意外に多いように思います。

というのも、この2つの言葉は、使われる場面や話す人によって、“定義”が曖昧になりがちな言葉だからです。そこで、この質問に対して、またまた私なりの考え方を書かせていただきます。もしかしたら、“私の定義”も、ある人にとっては「?」となるかも知れませんが…w

■マーケティング4Pの“Promotion”が混同の要因なのでは?

まず“マーケティング”ですが、企業が自社の商品やサービスを大量かつ効率的に売れるように、調査、開発、製造、輸送、保管、販売、宣伝…など、マーケットで行うすべての活動の総称で、マーケット(市場)を拡大していくことです。
 
これを教科書的に記すと、マーケティングは4P『Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)』をミックスさせながら、戦略的に活動することが重要ということになります。


 
次に“ブランディング”ですが、こちらは競合がひしめき合うマーケットで、企業名や商品名、サービス名などを「ブランド」として消費者に認知させ、競合する企業、商品、サービスと差別化を図る活動のことです。
 
具体的には、商品やパッケージのデザイン、シンボルマーク(ロゴ)、ネーミング、キャッチフレーズ、広告、PR、イベント、販促物、CSR活動…などを戦略的に展開して、ターゲットとなる消費者に、企業や商品、サービスをイメージのよい“ブランド”として認知させます。

おそらく定義の曖昧さを生み出している要因は、マーケティング4PのPromotion(プロモーション)にあるのではないでしょうか。何故ならプロモーションも、ブランディングも基本的には「広告やPR、販売促物などのコミュニケーション活動を戦略的に展開する」ことだからです。

実際に、マーケティングでも広報・宣伝の担当者とディスカッションする際は、ほとんどがコミュニケーション活動関連になりますからね。定義が曖昧になるのも仕方ないかもしれません。

■概念としてはマーケティング>プロモーション>ブランディング

簡単に言うと“ブランディング”はPromotionの1つの手法です。例えば、仮にあなたの会社が競合がいない未開拓マーケットに参入するとしましょう。その際は、ブルーオーシャン戦略で、まずは“ブランディング”ではなく、即効性のある機能やベネフィット訴求を行うべきです。まっ、優先順位は違いますが、必然的に会社名や商品名も刷り込まれていきますがね。

ついでに説明すると、“Promotion”という言葉は厄介で「販促活動」のほか、「販促キャンペーン」や「販促物」と捉えられることもあるので、弊社では4PのPromotion(プロモーション)⇒マーケティング・コミュニケーションに置き換えて話すことが多いです。

 
もし、あなたの会社でも“マーケティング”や“ブランディング”の支援が必要だとお考えなら、弊社に一度ご相談ください。最後に宣伝でしたw

以上、クリエイティブ・コネクション ブランド・マーケティングコンサルタントの町田芳之でした。

 

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