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ブランド・マーケティング見聞録

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コピーライティングのお話
私が書いた『好きなコピー』と『嫌いじゃないコピー』。
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先回のブログでは、私の『好きなコピー』と『嫌いじゃないコピー』について書かせていただきました。今回は私が書いた『好きなコピー』と『嫌いじゃないコピー』です。還暦を過ぎましたので、これまでのコピーライター人生を振り返る意味もあります。

作品としてちゃんと残してあるものもあれば、どこかに行ってしまったものも。また残念ながらWebやオンライン広告についてはほとんど手元にありません。一部のコピーについては記憶だけを頼りに書きます。“普通のコピーライター”の“普通のコピー”ですが、しばらくお付き合いください。

■デビュー作は「その日から、使えます。」

すでにブログで何度も書きましたが、私は80年代のコピーライターブーム真っ只中に、運よくナショナル宣伝研究所(通称:ナショ研)に新卒で入社しました。その年、採用されたコピーライターは2名。私は松下電器チームに、もう1名の彼女はビクターチームに配属されました。

松下電器チームといっても、企業宣伝・広報、OA(オフィスオートメーション)、キッチン家電、エアコン、さらに旭硝子、山之内製薬など、担当するものはさまざまです。当初、私は主に企業宣伝・広報とOAを担当していました。後にエアコンも担当することになります。

さて、その年の10月に『パナワード手書き』という、キーボード入力ではなく、手書き入力できる画期的なワープロが発売されることになりました。担当は私です。理由は私が制作部で唯一人ワープロを使えたから。当時のコピーライターは鉛筆で原稿用紙にコピーを書いており、「ペンだこは、出来るコピーライターの証」と言われていたほどです。

私がワープロを使えたいっても、暇な時に営業部の女性スタッフに教えてもらいながら、1文字ずつキーボードを打ち込むレベルで、なかなか上達はしませんでした。その歯がゆい想いをコピーにしたのが「その日から、使えます。」です。

ボディコピーの出だしは「もう、ワープロを使うのに、特別な練習は必要ありません。」という具合で、私の実感がこもっているでしょ。このコピーの広告が初めて朝日新聞や読売新聞などの全国紙、またメジャーな雑誌に掲載れました。いわば私のメジャーデビュー作ですし、好きなコピーです。

■力まない、頑張りすぎない自然体のコピーが好きです。

それと「同じオレンジでも、しぼり方でおいしさが違います。」(キリン・トロピカーナ)「この新聞も読み終えたら、リサイクルにお回しください。」P&G/リサイクルキャンペーン)、「もっと世界を楽しもう。」H.I.S)も好きなコピーですね。

最後の「もっと世界を楽しもう。」は企業スローガンで、2001年にH.I.Sのロゴと一緒に制作を依頼されたのですが、昨年11月にロゴがリニューアルされると共に姿を消しました。約20年間使われていましたから、長寿だったと思います。やはり長寿の秘訣は、必要以上に頑張らないことのようです。

ちなみに、『H.I.S』の元々の意味は、創業者である澤田秀雄さんのお名前の“秀”に由来していて、“Hide”+“International”+“Service.の略です。当時HISに別の意味を持たせたいということで、ロゴ下のコピーも私が提案しています。

長寿といえば、パナソニックエアコンEoria』。今から30年ほど前に『楽園』に代わるネーミングとして、私が考えたものです。徳永英明さんのキャンペーンソングもヒットしました。

しばらく別のネーミングが使われていましたが、パナソニックのエアコン事業60年を記念して復活したそうです。2年前にテレビからEoria』の商品名が聞こえた時は驚きました。

■嫌いじゃないのは、そこはかとなく好きだから。

 次に私が書いた『嫌いじゃないコピー』。『好きなコピー』との違いは、屁理屈かもしれませんが、正面切って「好きなコピー!」とは言いたくないけど、「わかる?何となく良いでしょ?」とニヤついてしまうコピーということです。

その屁理屈で選ぶと「みんな、愛に恋してる。」CBSソニーレコード/渡辺美奈代アルバムLOVE)、「口紅をしない日。」(ジャックパーセル/アパレル&シューズ)、「本当はね。おいしいものって、料理する前から、おいしいんですよ。」(リプトン)は嫌いじゃありません。

それに「ニャンたって、ほしいワン!」(ナインライブス&チャンプ/ペットフード)も別の意味でニヤッとできるでしょ。

番外編ですが、はじめて「キャッチフレーズ無し」という決断をしたコンバース。個人的に広告賞に応募した「迷子の大男。」(竜馬がゆく/文藝春秋)「おしゃべりな靴だ。」(ワシントン靴店)、「親父の野郎!角で殴りやがった!」(サントリー角瓶)なども嫌いじゃないコピーです。

さて、ここまで私の書いた『好きなコピー』と『嫌いなコピー』について、好き勝手に述べさせていただきました。これからも「もっとコピーを楽しもう。」という気持ちを忘れずに、現役コピーライターとして頑張ります。ご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください

 

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