皆さま『絵本カタログ』は、ご存知でしょうか？主に子ども向け商品のカタログで、お母さんが読み聞かせできるお話を創作し、その中に商品をさりげなく登場させるというものです。

巻末でしっかりと写真やスペックなどを入れて商品は紹介しますので、ご安心ください。第三者の推薦の言葉を入れることもできます。

いわば映画やテレビドラマの劇中において、役者の小道具として商品を登場させる『プロダクト・プレイスメント』の絵本版といったところでしょうか。

写真の『絵本カタログ』は、2014年から17年にかけて、『ののじ絵本カタログ』として弊社が制作したものです。展示会での配布、またノベルティとしてもご好評をいただき、全部で5冊制作しました。

話の内容は子どもたちにも分かるようなもので、字を覚えはじめた子にも読めるように漢字にはルビを振っています。

中には「なぞんぞクイズ」があったり、「お料理のレシピ」があったり、また「豆知識のページ」を設けたりと、内容のアレンジは自由自在。但し、注意点としては、ストーリーの内容が手前味噌になり過ぎないことです。

ここ数年は通常のカタログに比べ、制作に手間が掛かるため、受注をストップしていましたが、コロナ禍で子どもたちと過ごす時間が増えているという事情もあり、受注を再開しようと思います。

手順は①打ち合わせで対象商品を決定。②商品開発の意図や目的、裏話などヒアリング。③ターゲットの年齢に合わせて、全体のトーンを検討。➃ストーリーのドラフト案とイラストレーターの提示。⑤必要に応じてストーリーを修正し、作画を開始。⑤色付け前の線画の段階でチェック。⑤必要に応じて作画を修正し、色付けを開始。⑥ストーリーおよび絵を最終確認。⑦印刷・製本。⑧納品です。

制作に要する日数は、ページ数や修正の度合いにもよりますが、すべてオリジナル・ストーリーなので、納品まで早くても2ヵ月は掛かります。

最近、絵本は若い女性にも人気があるので、子ども用商品だけでなく、女性向けの商品にも『絵本カタログ』は効果があるでしょう。

その場合は、ストーリー展開、イラストレーター選びなどを、ターゲットとなる女性も交え、意見を聞きながら進めます。

また高齢化社会を迎え、シニア向け商品を『絵本カタログ』で紹介し、お孫さんなどに読んで聞かせるというのも面白いかもしれません。

デジタル全盛に今だからこそ、『絵本カタログ』などの“アナログ”なものが、喜ばれる可能性があります。

『絵品カタログ』に興味のある方は、まずはご相談ください。ご要望により、リモートミーティングでの対応もいたします。

以上、クリエイティブ・コネクション　ブランド・マーケティングコンサルタントの町田芳之でした。

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